saturday night

   サムの妄想?大航海Online日誌
航海40日目〜バザールしてみる。
今日はアムスで目覚める。
そりゃ、昨日アムスで寝たから当たり前なのだが。
顔を洗って宿屋を出ると、一人の男に呼び止められた。

「サム・ポタ殿ですか?」
「うむ、いかにも。」
「ヴェネツィアの元首があなたをお呼びです。大至急お戻りください。」

ヴェネの元首が一体オレになんの用があるというのだろう?
しかも、オレは昨日アムスに着いたばかりだというのに。

しばらく考えたが、めんどくさいので無視することにした。
元首ごときにいちいち尻尾振るような真似はオレには似合わない。
腹は決まった、オレは船員達に指示を出す。

「お前達、ヴェネに向けて全速力で出航だ!!」

せっかくアムスまで来たというのに、またトンボ返りか・・・
もったいないのでオレはオポルトで革を買っていくことにした。
アムスで買った毛織生地と革で羅紗製イェレクを作るのだ。
それを売れば一儲けできる・・・クククッ!
やっぱり今日もオレは冴えてるぜ。

オポルトで革を仕入れ、全速でヴェネに向かい、しばらくのち、ヴェネに到着した。
その足で元首公邸へ向かうと衛兵からなにやら地図を渡された。

「インド入港許可証・・・・か。」

インドとか興味ないな・・・。
オレはその場で書類を破り捨てた。
そう、男の船に地図などいらんのだ。

「お前達、リスボンへ出航だ!」

オレはすぐさまヴェネを後にした・・・
オレの目的はバザールのメッカ、リスボンで露店を出すことなのだ。
しばしの航海の後、無事リスボンに到着したオレは羅紗製イェレクを生産し、
店先に並べてみた。

「ちょっとそこの兄さん、買っていかんかね?」

通りすがりの航海者に声をかけてみるが、みなスルーだ。
やはり都会の人間は血が通っていないのか。
仕方がないので店を放置し、少しリスボンの町をぶらついてみた。
ふむ・・・いつもと変らんな。

気分転換して店に戻ると、なんと羅紗製イェレクが売り切れているではないか!
ふはははっ!やはりオレには商人の血が流れているようだ。
たしかに10000$ほどの赤字ではあったが、そこはたいした問題ではない。
バザールに成功したオレは意気揚々と再び北へ向かい眠りについた・・・。


魔法のホウキがほしいこのごろ・・・・
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