2006.10.29 Sunday
航海40日目〜バザールしてみる。 |
今日はアムスで目覚める。
そりゃ、昨日アムスで寝たから当たり前なのだが。 顔を洗って宿屋を出ると、一人の男に呼び止められた。 「サム・ポタ殿ですか?」 「うむ、いかにも。」 「ヴェネツィアの元首があなたをお呼びです。大至急お戻りください。」 ヴェネの元首が一体オレになんの用があるというのだろう? しかも、オレは昨日アムスに着いたばかりだというのに。 しばらく考えたが、めんどくさいので無視することにした。 元首ごときにいちいち尻尾振るような真似はオレには似合わない。 腹は決まった、オレは船員達に指示を出す。 「お前達、ヴェネに向けて全速力で出航だ!!」 せっかくアムスまで来たというのに、またトンボ返りか・・・ もったいないのでオレはオポルトで革を買っていくことにした。 アムスで買った毛織生地と革で羅紗製イェレクを作るのだ。 それを売れば一儲けできる・・・クククッ! やっぱり今日もオレは冴えてるぜ。 オポルトで革を仕入れ、全速でヴェネに向かい、しばらくのち、ヴェネに到着した。 その足で元首公邸へ向かうと衛兵からなにやら地図を渡された。 「インド入港許可証・・・・か。」 インドとか興味ないな・・・。 オレはその場で書類を破り捨てた。 そう、男の船に地図などいらんのだ。 「お前達、リスボンへ出航だ!」 オレはすぐさまヴェネを後にした・・・ オレの目的はバザールのメッカ、リスボンで露店を出すことなのだ。 しばしの航海の後、無事リスボンに到着したオレは羅紗製イェレクを生産し、 店先に並べてみた。 「ちょっとそこの兄さん、買っていかんかね?」 通りすがりの航海者に声をかけてみるが、みなスルーだ。 やはり都会の人間は血が通っていないのか。 仕方がないので店を放置し、少しリスボンの町をぶらついてみた。 ふむ・・・いつもと変らんな。 気分転換して店に戻ると、なんと羅紗製イェレクが売り切れているではないか! ふはははっ!やはりオレには商人の血が流れているようだ。 たしかに10000$ほどの赤字ではあったが、そこはたいした問題ではない。 バザールに成功したオレは意気揚々と再び北へ向かい眠りについた・・・。 魔法のホウキがほしいこのごろ・・・・ |