2006.10.28 Saturday
航海39日目〜海戦。 |
ついにこの日がやって来た。
そう、オスマン軍と決着をつける日だ。 この日をオレはどれほど待ったことか。 思えば2年前、オレの恋人ヨハンナはオスマン軍に連れ去られ、 その日以来オレは復習を誓ったのだ。 あの日、あの時、オレがもっと強ければ・・・ そして2年の時を経てオレは復習のために強くなった。 ただただ、仇を討つためだけに費やした2年。 色々な思いをめぐらせ、オレは同士の集うシラクサへと向かった。 シラクサへ到着するとすでに多くの仲間達が集まっていた。 オレは古くからの仲間達と艦隊を組み、いざ決戦の地へと出航した。 決戦の海域ではオスマン軍の艦隊がうようよしていた。 これだけの数に本当に勝つことなんてできるのか? 不安がオレの脳裏をよぎる。 しかし、やるしかない。 ここで退くわけにはいかないのだ。 仲間達はすでに砲撃を開始し始めていた。 ここで遅れをとるわけにはいかない! 仲間達が次々と敵を撃破していくのを見ながら、 オレもすかさずパウンドケーキを連打する。 合間にはちゃんと手術道具なども織り交ぜつつ・・・ かくして海戦はオスマン軍の撤退で幕を閉じた。 「ヨハンナ、仇はとったぞ・・・これでお前を天国へ行かせてやれる・・」 その時、船上の潮風に吹かれながら、オレの頬を一筋の光るものがこぼれ落ちた。 これでもう思い残すことはない。 その後オレは共に戦った仲間達と別れを告げ、アムスへと向かった。 アムスに着いたオレはその足で酒場へと急いだ。 酒場へはいるとなつかしい声が聞こえてきた。 「お仕事終わったの?うれしそうね。」 「ヨハンナ、商人ギルドに報告たのむ。」 葉巻に火をつけ、ジンを一杯やったオレは酒場を後にして眠りについた。 最近、気温差がはげしいのでみなさん風邪ひかないように・・・。 |